【津市】6月23日は「沖縄慰霊の日」。大門にある「ニネンノハコ」で開催中の「久保舎己木版画展『沖縄を考える』」に行ってきました。
2022年は、沖縄県がアメリカから日本に返還されて50周年の節目です。NHKの朝ドラでも沖縄が扱われていたり、「沖縄」という言葉をよく聞く年ですよね。
そして、沖縄が定める「沖縄慰霊の日」(毎年6月23日)より、大門にあるコミュニティスペース「ニネンノハコ」にて「久保舎己木版画展『沖縄を考える』」が開催されています!
早速初日に行ってきました!
「久保舎己木版画展『沖縄を考える』」
開催期間:2022年6月23日(木)~26日(日)
時間:10:00〜17:00
場所:「ニネンノハコ」
開催期間中は毎日木版画家の久保舎己さんがいらっしゃるそうです。この日も温かく迎えて下さいました!
久保さんは津市出身の木版画家。「日々の暮らしの中の人の生き方を毎日木版に残してきた」のだそうです。(「山画廊」ホームページより)
沖縄について作品を作ろうと思ったきっかけは、太平洋戦争時の「対馬丸」なのだそう。
こちらがその「対馬丸」に関連した作品↓
(※写真だと明かりが反射してしまっているので、是非実物を見に会場へ行ってくださいね。)
こちらの作品は、久保さんから沖縄にある「対馬丸記念館」に寄贈され、沖縄にも飾られているのだそうです。久保さんの思いが詰まった一枚で、心がぐっとつかまれたような気がしました。
若い人たちに沖縄や戦争に対して考えるきっかけになって欲しい、と久保さんの想いを教えてくれました。
会場には、「対馬丸」や沖縄にある米軍基地に関連する資料や本なども置かれていました。
2022年は沖縄返還50周年の節目でもあるため、沖縄に関して何も知らなかった、という人も「久保舎己木版画展『沖縄を考える』」をきっかけにその歴史や現状に目を向けて、いち日本人として考えてみてもよいかもしれません。
開催は2022年6月26日(日)までです!
久保さんともお話できるので、この機会にぜひ足を運んでみて下さいね!
久保さん、取材のご協力ありがとうございました!!
木版画展の会場「ニネンノハコ」とは?
「ニネンノハコ」は、2021年3月に大門にオープンしたコミュニティスペース。
本を置く場所兼アトリエとして様々な職業の友人4名で立ち上げた場所なのだそうです。現在は、「もっとハコを開けていたい」という人が増え、9名の方で運営しているのだそうです。
「ニネンノハコ」の内部は↓のような感じで、沢山の本棚のような「ハコ」が置かれています。
区切られた一つ一つの「ハコ」は、1か月500円で借りることができ、好きなものを置いて置けるシステム。
本を置いている方が多いですが、中には石やボードゲームを置いている方も。
それぞれ個人の部屋をのぞいているみたいでとてもユニークです。ちなみに、この棚にあるものは自由に見て触っていいのだとか。
冷蔵庫やトースターも置かれており、飲食を持ち込んで食べることもできるのだそうです。
木版画家の久保舎己さんの棚もありました↓今回の展示をきっかけに借りたのだそうです。
入場・利用は1回1人100円。
これまでに金継ぎ体験やライブ、写真展、ミニマルシェ、舞台の感想を話す会、選挙について話し合う会などのイベントも開催されているのだそうです。
誰かとコミュニケーションを取りたい方も、自分の新たな居場所を見つけたい方も、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
情報提供ありがとうございました!!
※号外NET津市では、皆さまからの情報提供をお待ちしております!
■「ニネンノハコ」公式Instagram、公式Twitter
※開場のスケジュールや問い合わせなどは公式Twitterを参照してください。
「ニネンノハコ」の場所はこちら↓※「めいふつ天むすの千寿」の隣です。